家づくりの流れ

1.情報収集・生活をイメージ

まずは情報収集です。
方法は、住宅展示場やオープンハウスやモデルハウスの見学、資料請求、最近はSNSやWebサイトなどインターネットを使った情報収集が一般的です。
情報収集後、あなたや家族がどんな家に住みたいかを話し合い優先事項を決めましょう。
子育て環境を最優先、交通の利便性、間取りやデザイン等、ほんの一例ですが、理想を整理し新しい生活をイメージしてみましょう。

2.予算・資金計画

家づくりを始める前に、資金計画をしっかりと立てることはとても大切です。住宅ローンを考える際に大切なことは、「いくら借りられるか」よりも「いくら返済できるか」です。
収入やライフスタイル、家族構成は人それぞれ異なります。また、将来の支出金額は増える可能性もあります。だからこそ、現在だけでなく将来を見据えた余裕のある資金計画を立てることが必要です。
資金計画に悩んだ際は、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することもおすすめです。

3.工務店の選定

工務店とは打ち合わせから工事までではなく、その後も関係は続いていきます。
そのため信頼できる会社なのか、長い期間親身にまた正直に話し合える関係性を築くことができるのか、施工後のサポートはどうかなどを見極めることが重要です。
そうした判断をするためにもネットの口コミだけでなく、直接会って話をしましょう。
近くに営業店があると、打ち合わせや現場確認がスムーズになるだけでなくその後のサポートも受けやすくなります。

4.住宅ローン事前審査

住宅ローンを申し込むには、まず事前審査と本審査の2段階の審査を通る必要があります。事前審査では、返済能力や信用情報などが評価され、収入証明書や勤務先の確認が求められます。
収入の不安定さや借入額の過多、信用情報の問題などは審査に落ちる原因となりえますので注意しましょう。
事前審査が複数の金融機関で認められた場合は、条件を比較して最適なローン商品を選びます。

5.土地探し・購入

土地選びでは、まずあなたの理想とする生活を具体的に思い描き、それを実現するために必要な要素を優先順位に基づいてリスト化します。
候補地を見つけることができたら生活環境や利便性、法律による制限、土地の形状や面積、地盤の状態、所有権などについて確認します。
候補地を何度も訪れ、日射しや風の流れ、騒音レベル、周辺住民の性格等をチェックします。
もし希望に合う土地が見つからない場合には、住宅会社や工務店といった専門家に相談することも一つの方法です。

6.設計プラン・見積もり依頼

土地を確保したら、建物プランを決定します。間取り、階数、建物のイメージや価格帯を家族で意見を出し合い決めましょう。
依頼する工務店に話し合ってきた要望やプラン、予算を伝えラフプランと見積もり書の作成を依頼します。
要望をもとにラフプランと見積もり書が提示されますが、このラフプランは一度で決定するものではないので担当者と意見をすり合わせていきます。その過程で再度見積書を提示してもらいましょう。

7.契約

契約までには、詳細なプランに基づく見積もり、工事や支払い日のスケジュール、キャンセル時の違約金、アフターメンテナンスなどを確認します。
詳細なプランやスケジュールなどをしっかり確認しておかないと、工事の途中で変更や追加工事を行い当初の見積もり以上に費用がかかったり、工事が遅延して仮住まいの費用がかるなど想定外の出費に繋がることもあります。

8.住宅ローン本申込

事前審査通過後、建築確認申請が済んだら本審査に申し込みます。本審査にも通れば正式に住宅ローンも契約となります。
契約後ローン融資が可能になっているかつ、工事がすべて完了しているという場合に建物が引き渡されるタイミングで融資が実行されます。

9.着工

最終契約後いよいよ着工となります。
着工時は近所に挨拶に行ったり、工事の安全祈願のために地鎮祭を行います。
家づくりは人生の中で最も大きなイベントのひとつとなります。
地鎮祭や上棟式などには立ち会ったり、工事がどのように進んでいるのか見に行くことも思い出になるでしょう。

10.完成・引き渡し

竣工検査で図面通りなっているか、施工ミスがないかなどを隅々まで確認します。
不具合がなければ登記などを行い引き渡しが完了するとついに新居での生活が始まります。

定期点検・アフターメンテナンス

家は建てて終わりではなく安心して暮らし続けるためには定期的なメンテナンスが必要です。補償内容に合わせて定期点検は必ず受けるようにします。
他にも何かお困りごとがあった際には遠慮なく、相談してください。

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